
家庭健康管理研究会について
家庭健康管理研究会は、すべての人が健康で、幸福な家庭生活を送るために、積極的に社会活動を実践します。
会員は互いに健康についての正しい知識を学び、一人でも多くの人に、家庭における健康管理と維持に関して必要な知識を伝えます。
その啓発活動によって、地域社会に貢献します。
代表挨拶

科学の進歩は食の進歩か?
戦後日本国民の生活は、1950年代半ばから1973年まで続いた高度経済成長期に、とりわけ“三種の神器”と呼ばれたテレビ、冷蔵庫、洗濯機があまねく家庭に普及したことをきっかけに、物で溢れかえるように豊かになり、我が国は世界有数の消費大国と化しました。近代科学は長足の進歩を遂げ、国民の食生活環境は特に豊かになり、近代医学も色々な面で大きな進歩を遂げたと言われています。
人類の歴史を振り返ってみると、この100年余りの科学の進歩は、それまでの数万年に亘る進歩と比べてみた時、遥かに凌いだスピードで進化していることが分かります。 ライト兄弟が歴史的飛行を成し遂げたのが1903年、それからわずか80年の間にジェット機が運航されました。また、日本の高柳健次郎が世界で初めてブラウン管に文字を映したのが1926年、瞬く間に世界中で実用化が始まりました。このわずかな期間に人類の生活は想像もつかない程の変化に巻き込まれてきたのです。この変化は衣・住だけではなく食にまで大きな影響を与えました。
喰い誤りが国民の健康を損なう
これ等は私達に大きな恩恵を与えてきたことは言うまでもありませんがその反面、健康についてはこれまで人類が食べなかった ものまでを食品に変貌させ、食卓へ送り込んできたのです。ここに現代人特有の慢性疾患が誕生しました。いわゆる生活習慣病です。私たちの周囲には、それまでみられなかった様々な病気が激増しております。物質面で豊かになったものの、健康を失い病気で苦しみ深刻な生活を送っている方々も少なくありません。
人は『喰って生き、喰わねば死ぬ、喰い誤れば病気になる』が如く、不健康者が激増したということは、要するに気づかないまま食の喰い誤りを続けてきたということなのです。長年の食生活の歪みによって失った健康は、正しい健康についての知識を学び食生活を正して健康を取り戻す以外道はないと考えます。
近年『自分の健康は自分で守れ』と叫ばれていますが、この様な意識が広がりつつあることは非常に喜ばしいことです。
しかし、長いこと世界第一位の平均寿命を誇る我が国ですが、残念ながら医療費が年々膨らんでいることを見逃すことができません。つまり、医療費をかけて長寿国日本の座を守り続けているということになっているのです。
これからの我が国のテーマは、名実共に「健康で長寿」といえる国民の健康作りにあると思います。
各自が正しい知識を持ち、健康の管理者に
本会が目指す「健康維持及び損なわれた健康を回復する為に必要な正しい知識を、一人一人が持ち、各自が健康の管理者になる」ということの実現には何が必要なのか。それにはまず、自分で自分の身体を管理しようとする『意識』が何より大切で、この意識があるから、次に『知識』を得ようということになるのです。
家庭で、毎日の生活の中でしか実行することのできない健康管理ですが、それに必要な『健康に対する正しい知識』を、発足から変わらずに伝えて参りました。
また、「サプリメント」という言葉も久しく、生活の中に健康補助食品を取り入れる方も急激に増えています。「健康不安」や「健康管理に対する意識の高まり」の表れでもあると考えます。しかし、闇雲に補助食を摂ればよいというものではなく、それ以前に、簡単な身体の仕組みや栄養の働きなどの知識を、生活レベルの範囲でよいからまずは得ることです。すると今身体に必要なのは休養なのか、運動なのか、食の改善なのか、栄養の補助なのかが自然にみえてきます。補助食品を用いる場合でも、自分自身で的確な選択が可能になるはずです。
健康な生活を次世代に繋ぐために
これからの時代は益々、健康をテーマにした取り組みや開発が後を絶たないことでしょう。雑学に振り回されるのではなく、自分の意志と責任で健康な生活を送れることを願い、時代にあった情報提供と、指導育成にこれからも努めて参ります。
『常に相手の立場に立ち、自分の能力の範囲で、少しでも世の中のお役に立つことを志とする』 本会発足精神の基、次世代へ繋げる組織の確立を目指します。
家庭健康管理研究会
会長松浦 優子
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組織概要
- 名 称
- 家庭健康管理研究会
役員一覧
- 会 長
- 松浦 優子
- 副会長
- 笹原 幸広 認定委員長・教育委員長(兼務)
- 顧 問
- 長岡 壽一
- 理 事
- 佐藤 務
- 理 事
- 山田 フジコ
- 理 事
- 赤星 博子会則委員長
- 理 事
- 桑田 章子
- 理 事
- 園田 惠
- 理 事
- 宮坂 さえ子規律管理委員長
- 理 事
- 岩居 静枝教材開発委員長
- 理 事
- 前田 倖里広報委員長
- 理 事
- 鈴木光
- 理 事
- 中尾 篤彦
- 理 事
- 林 元美
- 理 事
- 冨永 鈴子
事務局・支部一覧

理念・健康五訓
理 念
精神と身体の健康を願い求め
共に幸福な人生をおくる為に
人々に伝え 真の健康の輪を
拡げて行くことを理念とします。
健康五訓
- 健康はかけがえのない財産であることを自覚しましょう。
- 健康は自分で毎日たゆまず求める以外に道がないことを自覚しましょう。
- 健康は健康でありたいと強く念願する人にのみ与えられる特権であることを自覚しましょう。
- 健康と云う至上の宝を得た幸せを無限の人々とわかち合う使命があることを自覚しましょう。
- 健康は人々の運命を大きく左右する偉大な力であることを自覚しましょう。
発足経緯

戦後、驚異的な復興を遂げて、経済大国とまで言われるようになった日本。それは同時に私たち国民の食生活にも劇的な変化をもたらしました。
飽食の時代に突入し、生きる為にこれまで必要としなかった物が体内に取り込まれるようになり、逆に本来必要なものが不足するという嘆かわしい事態が生じたのです。
生活習慣病の発症を、その根源へと辿るのなら、家庭生活に行きつきます。社会の最小にして基本的な単位である家庭に於いて、健康に対する研究・学習をする必要性を確信するに至ったのです。
すべての人が病気にならない身体を作り、健康で楽しく幸せな人生を送るために、家庭そして地域社会に、健康に対する正しい知識を学び自らの能力の範囲で伝え広めていかなければならない。
その想いを携え、昭和52年2月、山形市に志を同じくする仲間が結集し家庭健康管理研究会は誕生しました。
社会福祉活動について

社会福祉活動の基本理念・方針
本会では、ご自身の健康維持・回復の為に健康というテーマに沿って活動を深めて頂くと共に、全会員共通して、「協調・共生・調和(思いやる心)」をもち、社会に貢献・奉仕出来る組織の確立を目指しています。
本会発足精神に基づき、本会の活動や様々な事業が行われています。
車椅子キャンペーン

本企画は本会の発足精神、「少しでも世の中のお役に立つことを志す」という考え方に基づき、通年で行われている、全会員参加による福祉活動です。
本会は、一般会員と指導会員の2種の会員によって構成されておりますが、立場は違っていても2種のどちらの会員も区別なく、それぞれが奉仕の精神を失うことなく、同じ目標をもって社会に貢献できる方法はないかと考えられた企画です。
知識を得て会員の方自らが必要と求められた教材の資材を集め、各事務局毎に申請頂き、その基準に到達された事務局・事業所へ本部事務局より車椅子を贈呈する取り組みを進めております。
車椅子は各事務局研修会場にて活用されたり、または、各地域の福祉施設・病院等に寄贈されたりと地域貢献を目的とした取り組みになっております。
震災等の救援募金活動
突発的に起きる災害時に物資や募金の救援活動を行うことがあります。取り組みは随時会報またはホームページ上でお伝えしてまいります。